第33回 日本腎泌尿器疾患予防医学研究会 泌尿器科疾患のすべてに予防医学を

ご挨拶

ご挨拶

第33回日本腎泌尿器疾患予防医学研究会を名古屋で開催させていただくことになりました。伝統ある本研究会を担当させていただきますことを、教室員一同、心より感謝申し上げます。

「予防医学」は、医療の根底となる概念ながら、診療に携わる医師の視点からは抜け落ちてしまうことがあります。疾患ごと、医師ごとに、予防についての認識が異なる中、すべての泌尿器科疾患に予防医学を意識した診療、研究が必要と考え、テーマを「泌尿器科疾患のすべてに予防医学を」といたしました。

泌尿器科疾患の予防医学の分野においては、疫学研究、ゲノム医療、AI 導入、生活習慣の変遷に基づく疾患リスク評価など着実な進歩があります。泌尿器科疾患それぞれの、疾患発生予防、早期診断、進行・再発予防、新規治療における新たな戦略が求められています。本研究会では、今、議論すべきこれらの話題に焦点をあて、開催準備にあたっています。

参加された先生方が存分に発表、議論できるよう工夫し、鋭意開催の準備を行ってまいります。暑い名古屋を熱い議論で盛り上げていただきたいと思います。

皆様のご参加を心よりお待ちしております

第33回日本腎泌尿器疾患予防医学研究会

会長 安井 孝周

(名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野)