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The 35th Annual Meeting of the Japanese Society on Enuresis and Incontinence
第35回日本夜尿症・尿失禁学会学術集会






 このたび、第35回日本夜尿症・尿失禁学会学術集会の大会長を拝命し、2024年 7月27日(土曜)・28日(日曜)に東京で開催させていただくことになりました。

 35回目を迎える本学術集会のテーマを『夜尿症診療の襷(たすき)をつなぐ』といたしました。まさに駅伝ランナーが握りしめる襷(たすき)の如く、これまでベテラン医師が築いてきた夜尿症や尿失禁に関する研究成果や診療のノウハウを、次世代の医師が着実に受け継ぎ、そして途絶えさせることなく発展させ、さらに未来の次々世代の若手医師につないでいくことが重要だと考えたからです。さらには同時に、尿禁制疾患に悩んでいる患者さんに対して、適切な医療を「つなぎ届ける」ことも重要だと考えています。

 今回の目玉企画として、『未来につなげる襷(たすき)セッション』を予定しています。とくに小児の夜尿症・尿失禁分野におけるリサーチマインドについて、多くの研究や発表を経験していらっしゃる先生方から基礎研究・臨床研究・疫学研究・論文執筆を進めていくうえでのアドバイスをお話しいただけるよう計画中です。さらには、次世代・次々世代の若手医師を涵養していく際のtips & pitfallsについて、医学教育に精通した先生方からのご講演も計画中です。その他のプログラムでも、これまでなかった少し斬新な切り口で夜尿症・尿失禁を考えようかな、と思っていますので、乞うご期待ください。

 本学術集会は、10年ぶりの東京開催です。全国からお集まりいただく皆様にとっても都合のよいJR東京駅直結の会場で、かつ週末の日程といたしました。世代や診療科、職種を超えた議論の輪をつくり、未来のために何ができるかを共に語らいましょう。例年、梅雨明けを迎える時期の都内はジメジメと蒸し暑くなりますが、心ゆくまで学術集会を楽しんでいただき、会員懇親会では、冷たいビールで乾杯できることを楽しみにしています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。