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第68回日本輸血・細胞治療学会
近畿支部総会

総会長挨拶CONCEPT


この度、第68回日本輸血・細胞治療学会近畿支部総会を開催させて頂くにあたり、皆様には心より感謝申し上げます。

3年間におよぶ新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行もようやく落ち着きをみせ、従来と同様に近畿地方の輸血および細胞治療に関係する医療者が一同に会し、討議するとともに交流を図る場を提供できることは大いなる喜びであります。

今回は「血小板と細胞治療における進歩」をテーマに、午前中の一般演題のあと、午後には私がライフワークとして研究・臨床に取り組んでまいりました血小板に関連するセミナーを3つ企画しております。免疫性血小板減少症(ITP)においては病態の理解とともに新薬の開発が進み、治療は新たな時代に入ろうとしています。血栓性血小板減少症(TTP)の類縁疾患である非定型溶血性尿毒症症候群は最近新しいガイドラインが作成されております。また輸血、特に血小板輸血における細菌感染症は輸血後ウイルス感染症の頻度が著減した現在、大きな問題となってきており、それに対する新たな対策がスタートしようとしております。これらに加え、近年、ますます需要が増加しているCAR-T療法および樹状細胞療法に関するセミナーを予定しております。また、これらのセミナーの後には、ささやかではありますが、皆様の交流の場となるよう懇親会も準備しております。

会場は北大阪急行千里中央駅のすぐそばですので、是非、多くの皆様に大阪千里にお集まりいただき秋の一日を楽しんでいただければ幸いに存じます。